株取引では板情報というのは一般的ですが、実はFXでも株のような板情報のようなものを見れるツールがあります。
これを使うことで少しでもトレードの助けになると思いますので紹介します。
FXの板情報の見方と取引手法
まず紹介するのは外為どっとコムさんの「外為注文情報」になります。
これを見ることで自分の取引の仕方を考えます。
板情報の見方
まず板情報の見方ですが、真ん中の118.20が現在の価格になります。
右側にあるのが買い注文、左側が売り注文です。
ここで大事なのは「注文状況である」ということです。
現在のポジション状況ではありません。
注文状況ということは頻繁に変更される可能性もあるんです。
初心者の人が持つ疑問として多いのが、現在の価格よりも高い所に買い注文があるのはなぜ?
または現在の価格よりも低い所に売り注文があるのはなぜ?という疑問です。
単純に買うだけなら、今の価格で買えばいいわけで、なぜわざわざ今の価格より高いところで買い注文を出す必要があるのか?
この答えは「売っている人の逆指値注文」というのが1つの答えです。
例えば118.15で売り注文をして、すでにポジションを持っている人がいたとします。この人からすると今の118.20という状況は既にマイナス(含み損)の状況です。
このままズルズルとマイナスになるのは避けたい。どこかで撤退しよう。という時に118.40など自分の決めた価格に逆指値注文を入れます。
逆指値注文というのは○○以上で買い、○○以下で売りという注文方法です。
この注文を入れているので今の価格よりも高い所、または低い所に注文が出ているわけです。
次に板情報を使った取引について見ていきますね。
板情報を使った取引手法としては次の2つを覚えておくようにしましょう。
はじめから色々と考えてしまうとパフォーマンスが落ちてしまいますので^^
板情報から見る取引手法①どこで止まるか
現在の価格が118.20で118.25と118.50に新規の売り注文が多く入っていることがわかります。
この時、118.25と118.50まで価格が上がったら一旦止まるかもしれないな。と考えることができます。
そりゃそうですよね。その価格で売りたいという人たちが多いわけですから。
ですから自分が持っているポジションをその前に利益確定しておこうと考えたり、減らしておこうと考えられるわけです。
板情報から見る取引手法②抜けたらおいしいかも
例えば上のような注文状況だったときに、122.80~123.00までは売り注文が多くて、価格が上がっていったとしても抵抗になる可能性があることは①でも紹介しました。
ここで見てほしいのは123.00にある買い注文(逆指値注文)です。
今の時点ではこの買い勢力を足しても売り勢力よりは小さいですが、この買い勢力は少しづつ価格が上がってくると増えていきます(もうだめだー損切りしようという売りポジションの人が増えてくるため)
そうなると123.00を越えると一気に値段が上がることも考えられます。これを狙って122.95などで買って123.00をブレイクすることを狙う方法もありますね。
逆に122.35~112.45あたりには売り注文が多く入っています。
売りで利益を狙う人はこの価格帯を抜ければ一気に下方向に価格が加速する可能性があります。
ここで紹介した2つの手法を使うことで、これを見ていない人よりも優位に立ち回れる可能性はあります。ただしこの注文状況は外為どっとコムさんの会員の状況になりますので、市場すべての状況を表しているわけではありません。
とはいえ、多くの人が参考にしているツールなのは確かですので、実際に見てみることをおすすめします^^
これを見るためには外為どっとコムさんで口座開設すればOKです(もちろん無料)
こちらから開設できます↓
MT4上にFXの板情報を表示して取引できるインジケーター
次に紹介するのはMT4というチャートソフト上にFXの注文状況を表示するインジケーターについてです。これはOANDAさんのツールを使用します。
インジケーターというのはMT4というチャートソフトをカスタムするためのオプションのようなものです。様々なインジケーターが開発されていて、それをMT4に適用することで新たな機能をプラスすることができます。
外為どっとコムさんの注文状況でも十分把握することはできますが、MT4のチャートソフト上に表示させることで取引のしやすさが上がります。
またOANDAさんと、外為どっとコムさんの注文状況を両方みることでさらに精度の高い判断も可能になります。
MT4を使わない人、今見ているチャートから変えたくないという人には不要ですが、少しでも情報が欲しいという場合には参考にしていただくといいと思いますよ^^
サクッと見れる注文状況ツール
OANDAさんのこちらのページではFXの板状況が確認できます。
左が注文状況、右がポジション状況です。
このようにサクッと確認できるのは嬉しいですね。
ただ、この表だと価格が広範囲に表示されているので、細かい部分がわかりにくいんです。
そこで活躍するのがMT4上に表示させることができるインジケーターです。
こちらの動画を見ていただくとわかりやすいのですが、MT4上に注文状況が出るのでそのままサクッと注文できてしまう優れものです。
このツールを使うためにはOANDAさんで口座開設して、20万円以上の入金と10万通貨以上の取引をしてから使うことができます。
取引が少し必要になるのでちょっとハードルは上がるのですが、MT4をメインで使われる人にはかなり便利なインジケーターになりますね^^
FXの板情報のまとめ
FXの板情報は外為どっとコム、OANDAで見るようにしましょう。
この2つを参考にして、取引手法は
①どこで止まるか
②抜けたらチャンスかで見てみるようにしましょう。
なぜ今、総理がこんな発言をするのか?トランプさんやプーチンさんの動きにはどういう意味があるのか?そしてその動きをもとに我々投資家はどのように先回りすればよいのか?
私はこのレポートを読むようになってから劇的にニュースを見る目や相場を見る目が変わりました。
どんなものかはこちらの記事を参考に見てみて下さいね↓
最近のコメント