NISAは非課税制度がかなりお得で、5年間ともなると相当な金額になることはわかりました。ただしマイナスになったときに通算できないというデメリットがあるということも・・・。これらを踏まえてどんな運用をするのがいいのでしょうか?今回はそこをみていきましょう。
NISAは長期投資向け
NISAの新規購入枠が120万円であるということと、5年間の非課税期間ということを考えると、NISAの特徴を最大限に生かす投資は「長期投資」となります。
短期的な売り買いをするとすぐに120万円の枠は使い切ってしまいますよね。手堅くコツコツいくのがNISAにはぴったりです。
例えば配当金が4%の株を購入したとします。5年間で20%にもなりますね。ということは5年後の時点で買った時よりも20%以上値下がりしていなければトータルでプラスであるということです。
このことからできるだけ、高配当の株で値動きが安定しているものを運用するのがよいでしょう。次に選ぶ株をいくつかみていきましょう。
NISAで運用する株の選び方
①割安株
割安かどうかはBPSとPBRという指数をみて確認します。
BPSは1株当たりの純資産のことで、
(企業の資産-負債)÷発行株式数
で計算されます。
例えばBPSが1000円で、実際の株価が900円の場合は100円割安だといえます。
PBRは株価純資産倍率という指標のことで、現在の株価をBPSで割ったものになります。現在の株価が純資産に対してどのくらいの株価になっているのかを表しています。BPSと株価が同じであればPBRは1倍になり、理論的にはこの位置に株価があるはずですが、業績や流行などで実際には上下しているのが普通です。
PBRを見るとき、単純に低いからいいというわけではありません。これはあくまで現時点での数値になります。今後成長が見込まれる企業であればそれを見越して株価は上がりますので、当然PBRも高くなります。逆にPBRが低いところは業績の悪化が見込まれて株価が下がっているということも考えられます。
そういったことに注意しながら割安株を見つけるのがいいですね。
②デイフェンシブ株
ディフェンシブ株というのは景気の影響を受けにくい、一定の業績を上げられる企業になります。電気、ガス、鉄道、食料品、医薬品などの業種は生活に必要なものですから、このような業種は安定しているといえますね。
配当も高いものもありますのでNISA運用にはいいのですが、逆に値上がり益があまり見込めないということはあります。またこういった安定した業種でも震災のような大事故などがあった場合は値下がりリスクはあることは覚えておきましょう。
③成長株
効率よく経営している指標としてROE(自己資本利益率)があります。
自己資金(株主からの投資金や浮いている現金)などを使ってどれだけ利益をあげたのかという指標のことで、
当期純利益÷自己資本=ROE
となります。
ROEは10~20%くらいが優良企業の目安になります。高いほうが経営手腕が高いといえますが、高いときには自己資本が小さくないかは確認して下さい(巨額の負債を抱えている場合もあります)。
ここ数年の推移、同業他社との比較、負債は多くないかなども確認しながらみるといいでしょう。
④高配当株
高配当なのがいいのは間違いありませんが、その場合は業績も確認しましょう。
こちらに業績の見方はありますのでみてみるとよいでしょう。
NISAでの運用はどっしり構えて行うのが基本となります。
5年間安心して持っていられるような銘柄をじっくり選びましょう。
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