興味のある会社を選んでみる
自分が知っている会社、興味のある会社の株を買ってみるということについてまずは見てみましょう。
株を買うにあたって重要なことは、買ったあとに上がるのかどうか?となります。
買っても上がらなければ儲かりません。
では上がるかどうかが少しでもわかるようになるのにはどうすればいいのか?
その一つが、その会社、その業界について日々情報を気にしているということになります。
気にしていると今後の方向性がなんとなくわかるようになるんです。
だけど、自分が全く興味のない会社や業種だった場合どうでしょう?
そんなに気にできるでしょうか?
無理に毎日気にしようと思わなくても、自分が興味のあるものであれば勝手に情報はチェックするはずです。
ここがポイントなんです。
では実際に興味のある会社をチェックするとして、その株が上がるかどうかはどうやってわかるんでしょう?
株が上がるかどうかを左右する大きな要因として、儲かってるかどうか。がとても大事になります。
これは今現状というよりも今後どうなるのか?です。
例えば、自分のお気に入りのレストランがあったとします。メニューもまめに入れ替えて飽きさせないし、料理もおいしく見た目も綺麗でついつい写真を撮りたくなってしまう。
興味を持って少し調べてみると、メニューに関してシェフ達がとても試行錯誤しながら毎月新メニューを考えていて、ホールスタッフ達はいつもお客さんが多く、とても忙しいのに笑顔で楽しそうに仕事をしています。
この会社の社長はまだ若く、野心もあり、全国に毎年出店計画があるだけではなく、海外展開も視野に入れているようです。
という情報がわかった時に、こんな会社ならまだまだもっと儲かるんじゃないか?という予想もつきやすくなりませんか?
また自分が好きだから、今後も情報に対して敏感でいられます。こういう会社が上場していたら買ってみるということもできます。
またここから連想して、この会社はどこから食材を仕入れているのかな?どこの機材を使っているのかな?などと考えてみます。
つまり、このレストランが儲かることによって副産物のように儲かる会社があるんではないか?と連想してみるんです。
このような考え方で選んでみると銘柄選びも楽しく、情報集めも苦にならなくなります。
業界の流れで銘柄選び
業界の流れもみてみましょう。
例えば海外の映画でとてもハートフルな作品が大ヒットしたとしましょう。
その中にレストランで家族みんなでお祝いするというシーンがあり、それが世の中でとてもいい!となり、レストランブームが起こったとします。
このような場合はレストランやもっと広がって飲食関係全体の株に期待が集まるかもしれません。
また逆に、そのお店は牛肉の料理がメインだとして、海外で牛の病気が広がって食の安全性に対して世の中が懐疑的になったとしましょう。
すると牛肉を扱うレストランや焼き肉店などのお店に影響し、関連の株が売られてしまうかもしれません。
このように、その時々の業界の流れというのも銘柄を選ぶ上では参考になったりします。
興味を深めて銘柄選び
自分が興味のあるものに注目して情報を拾っていくうちに、いままであまり興味のなかったものでも、なんでここはこんなにお客さんがいるんだろう?
ってことはどれくらい儲かっているのかな?
もしかしてコレって世界でこの会社だけの商品、技術なの?
それってすごいことなんじゃないか?
というように考えが広がったり、興味が湧いてきたりします。
ニュースや話題のテーマで銘柄を選んでみる
ニュースや話題のテーマで選ぶのがなぜ効果的かというと、多くの人の注目を集めてやすいからなんです。多くの人が注目していると資金も入ってきやすくなり、値動きが生まれやすくなります。
値動きができるということは儲けのチャンスということになります。
話題性のテーマはどこから見つけるか
では話題性のテーマをどこから見つけていくのかというと、テレビやラジオのニュース、新聞や雑誌、インターネットのニュース、それらの広告、電車内や駅の広告などなど身の回りの目につくところに多く露出されているものにヒントがあります。
今これを書いている2017年4月時点だと
・北朝鮮が緊張状態。アメリカが戦争に踏み出しかねないような状況。
・インターネットやテレビのCMでゲーム関連がとても多くなってきた。
・都市ガスの自由化がはじまる
・宅配便のドライバーが激務で宅配ボックスを設置する家庭がどんどん増えている
・喫煙対策がますます進められそう
などなど大小様々な話題やテーマがあります。
この中で多くの人が注目しそうなもの、その中でも長期的に見るもの、短期的に見るもの、規模が大きいか小さいかなどを考えて銘柄を選んでみるといいでしょう。
今はテレビでは北朝鮮のことに割いている時間はとても長いし、不安を煽るような内容も多くなっています。
そんな中では防衛関連株は注目を集めやすくなっています。
逆にそれ以外のその他多くの銘柄はこの先の不安があるので買い控えられたりもします。
ただ、ゲーム関連などはスマホアプリダウンロードランキングでもいつも何かが上位にあり、どこも業績がよく買われやすいだろう。などと考えたりすることもできます。
このように、今話題になっていたり、人が注目しやすいものに目を向けて銘柄を選定する方法は効率的な選び方だと言えます。
業績のいい銘柄を選んでみる
業績のいい銘柄を探すには会社四季報か、証券会社などのスクリーニングツールを使うのがオススメです。
単に業績がいいと言っても、毎年毎年同じくらいの売上、利益だったらどうだろう?
儲かってはいるから文句ない?
株を買う人達はそれでOKとはならないのです・・・
儲かっているのならどんどん今の事業を拡大させていくとか、違う業種に参入していくとか、他の企業と提携していくとか新たなチャレンジをしていく企業に期待が集まるようになっています。
ということは、売上規模が毎年上がっていって、利益も出ている企業がいいのでは?
もしくは売上が毎年上がっていて利益は出ているけど、それを全て今後の投資に使っているから結果的には赤字。でも将来がとても楽しみな企業だったりすると好まれたりします。要はいかに多くの人の期待を集められるのか?ということになります。
会社四季報
では膨大な上場企業の中からどうやってそんな会社を探すかというと、会社四季報やスクリーニングになります。
会社四季報はネット証券の口座を開設することで見れたりする証券会社もありますが、正直これだけでは十分な情報とはいえないです。
オススメしたいのは四季報オンラインです。
本屋さんに並ぶ会社四季報と同じなんだけど、オンラインは修正があるとすぐに変わります。鮮度の高い情報が得られるのは大きいです。
また他にも投資の参考になるようなことがたくさん書かれています。
雑誌版の四季報の見方についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
スクリーニング
スクリーニングについては何を使ってもいいのですが、ここではFISCOのスマホアプリを見てみましょう。
スクリーニングできる項目数も多いのですが、今回は業績変化率の中の売上高変化率というところを設定してみます。


3期連続で20%以上のプラス変化があるように設定して検索してみると・・・


92件ヒットしました。
これ以外にも気になる条件を入れてさらに絞り込むことも簡単にできます。
こうやって数多くの銘柄の中から業績のいい銘柄を探していくことができます。
優待や配当で選んでみる
株価の値動きをさほど気にせずに長期的な目線で見たいという人には、株主優待や配当で銘柄を選ぶという方法もあります。
優待で銘柄を選ぶ
どの会社がどのような優待を行っているかというのは各証券会社の情報や、雑誌などまとまって掲載されているものがわかりやすいです。
選ぶ上では、自分が生活するスタイルで使うかどうか?が1つ大きなポイントになります。
人気の優待銘柄を2つ挙げてみましょう。
8267 イオン
100株以上所有しているとオーナーズカードがもらえて、イオン系列のお店でお買い物をすると後日キャッシュバックが現金でもらえます。もらえる率は所有している株数によって違いますが3%~7%とかなり大きいです。また20日、30日のお客様感謝デーだと5%オフも重なるのでさらにお得に買い物ができます。
あと、優待内容として大々的に挙げられていないのですが、個人的に重宝しているものとして、イオンのラウンジが利用できるのはいいです。イオンの大型ショッピングモールの一部の店舗の中にはイオンゴールドカードかオーナーズカードを提示して入ることができるラウンジがあり、飲み物やお菓子などをいただきながら休憩できるようになっています。スタバやタリーズは混んでいることも多いのでそんな時にちょこっと休憩できるのは嬉しいですね。イオンの優待についてはコチラ。
4661 オリエンタルランド
100株以上所有で年に1回、東京ディズニーランドもしくはディズニーシーどちらかで利用できるパスポート1枚がもらえます。保有株数と保有期間によってももらえる枚数は違いますが、ディズニー好きな人には嬉しい優待です。詳しくはコチラ。
どちらも人気の優待銘柄ではありますが、自分自身がまったく使わないということであれば魅力は半減するでしょう。
自分にとって嬉しい!と思えるような優待内容があればチェックしたいですね。
また、数多くの優待をもらうようになると、管理しきれなくなって有効期限が過ぎてしまったり、使いきれずに余ってしまったりということも出てきます。そんな時、多くの人が興味を示すだろうと思われる銘柄の優待であれば転売するという選択肢もあるので優待はもらっておいて損はないですね。
配当で銘柄を選ぶ
配当金で銘柄を選ぶという方法もあります。
これは先ほどあったFISCOのアプリなどでスクリーニングできます。
利回り3%~5%で検索しても100件以上ヒットします。
長期的な視点で大きな資金を運用する場合などは選択肢になってくるかもしれないですね。
最後に優待、配当で選ぶ際に注意する点としては株価の上下によるリスクがあるということです。
買った後売るつもりがないというのであれば関係ないのですが、優待内容が変わったり、配当の利回りが変わるということもありえますので業績やチャートは見ておきたいですね。

なぜ今、総理がこんな発言をするのか?トランプさんやプーチンさんの動きにはどういう意味があるのか?そしてその動きをもとに我々投資家はどのように先回りすればよいのか?
私はこのレポートを読むようになってから劇的にニュースを見る目や相場を見る目が変わりました。
どんなものかはこちらの記事を参考に見てみて下さいね↓
最近のコメント