今回は株価の底値をどうやって見分けるのかについてです。ただし、個別銘柄のことではありません。個別銘柄は時価総額も発行済株数も様々ですから、大口の投資家が入ってきただけで上げてしまうこともありますから。
ここではもっと大きな市場の流れ、指数の底打ちについてみていきます。
大抵の底打ちは多くの投資家がまだ悲観的になっている時に起こります。普通に考えれば買いづらい場面になりますが、ここをいち早く察知して買いに転じることでより多くの利益が取れるようになります。では見ていきましょう。
下落時に中途半端に逆張りしないこと
まず認識しないといけないのは、下落というのはどこまでいくかわからないということです。自分の考えで、この銘柄はここまでくれば割安だよね。とか利回りがいいね。などと感覚だけで買うのはよほどの熟練の方でなければ危険な投資です。
全体が下落途中にある中では、いくら個別銘柄がよさそうにみえてもどこまで引っ張られるのかはわかりません。それなら底を打ってから買ったほうが期待値は高くなります。
中途半端に逆張りの投資はしないということには注意が必要です。
株価の底打ち確認サインとは?
株価が底を打ったかな?と思えるのはそれまでの下げから一転して数日上げてくるようになってからです。でもこの時点では本当に底を打ったのか?それとも一時的な戻りなのかはわかりません。
ここでその判断材料とするのは「底打ち確認サイン」です。
底打ち確認サインは
- 前日よりも今日の出来高が増加していること
- 今日の株価指数が1.7%以上上げていること
- 底と思われる日から4~7日で出現すること(場合によっては10日までみるが力は弱い)
この3つを条件とします。
これはマザーズ指数の日足チャートになります。
赤線の部分が「底打ち確認サイン」のところとなります。左側のところは日付は少し見にくいですが、6/24の底と思われるところから上昇し、赤線のところで1.7%以上上昇していて底打ち条件は揃っています。が、この部分は6/9の天井付近からの初の戻し部分になります。なのですぐに底というように判断できません。(下落トレンドが出た場合はもう1段下げる可能性があるため)
右側の赤線のほうはこの部分は11/9の底と思われる所から6日目になります。そして「底打ち確認サイン」の条件を満たしています。さらにこの前日も条件を満たしています。そしてここから3/13の1097円まで右肩上がりとなっています。
底打ち確認サインが出たら絶対底なのかというとチャートの左のパターンのようにそうでない場合もあります。ですが、それでも80%近くの確率で底打ちになりますのでかなり有効的だと思います。(逆指値などで対応すればリスクを抑えて臨めますね)
逆に、本当の大底でこの「底打ち確認サイン」が出ていない指数チャートを見たことがありません。(もしあれば教えていただけると幸いです)
まとめ
今回は株価の底をどうやって見分けるのかについてでした。底を早く察知して人より1歩早く投資できたら最高ですね。特に底では投げ売りなどが目立つこともあってお値打ちな株も多くなります。そういった銘柄を狙っていくことでパフォーマンスが上がるといいですね。
なぜ今、総理がこんな発言をするのか?トランプさんやプーチンさんの動きにはどういう意味があるのか?そしてその動きをもとに我々投資家はどのように先回りすればよいのか?
私はこのレポートを読むようになってから劇的にニュースを見る目や相場を見る目が変わりました。
どんなものかはこちらの記事を参考に見てみて下さいね↓
最近のコメント