今回はポジポジ病について見ていきましょう。
そもそもポジポジ病というのは「ポジションを持ちたくて仕方ない」状態のことをいいます。ではなぜそうなってしまうのでしょうか?
ギャンブル的に考えている
勝ち負けではなく、そもそも投資を賭け事のようにとらえているとそうなります。投資すれば勝つものだと思い込んでしまっています。
投資するタイミングやその対象はあまり気にせずに、なんとなくというあいまいな理由で資金を投下してしまいます。
このような方は資金的にも余裕がある方が多く、相当の損害を被らなければ気づくことはできないでしょう。
トレードとはポジションを持つものだと誤解している
これは多くの投資家が当てはまります。机の上にモニターが8つくらい並んでトレードしているプロの投資家などがいますが、トレードをそのようなイメージでとらえてしまっているのです。
常に値動きを監視し、買ったり売ったりを頻繁に繰り返すというような・・・。
自分の気になる投資対象に対しても、今は買いなのか?売りなのか?という2択しかなく、「待つ」という選択がない状態です。
欲が強い
とにかくたくさん儲けたいと考えてしまっています。少しでも儲けの機会を逃すまいとトレード回数を増やしてしまいます。回数を増やせば儲かるものだと勘違いをしている状態です。
どうすれば克服できるのか?
ポジポジ病を克服するためには「負けトレード」の検証が必要です。
多くの人は勝つための方法をいつも探しますが、それと同じように負けてしまう方法を知ってそれを避けることがとても大事になります。
例えば資金100万円の人が1年間で100万円以上稼ぐことはできます。でも120万円の損失があるために結果的には80万円になってしまうのです。
ですが、この120万円の損失を半分の60万円でおさえられたらどうでしょう?トータルでは40万円のプラスになります。負けトレードをつぶしていくことは「勝つ方法」を探すのと同等の価値があるどころか、トレードの安定、精神の安定ももたらしてくれます。
負けトレードの検証の仕方
負けトレードはどのように検証するのか?についてですが、自分の行った過去の負けトレード20例ほどみると傾向がつかめます。
そのためには負けたトレードの簡単な記録をつけておきましょう。
・なぜこの投資対象でエントリーしたのか?
・なぜこのタイミングでエントリーしたのか?
・損切りと利確のラインはどこに設定していたのか?
まずは上の3つを中心に振り返ってみましょう。
これをやってみると、いかに根拠のないエントリーだったのかということが見えてくると思います。
克服する方法
負けトレードの検証をどう活かすのか?については、まず第一歩は「同じところでエントリーしないこと」です。これをするだけで負けは一気に減りますし、無駄なエントリーはかなり無くなります。ポジポジ病にも効果てきめんです。
そして「わからないところはエントリーしない」ということは徹底しましょう。
自分が上がるのか下がるのかがよくわからない=根拠がないということになります。
まとめ
今回はポジポジ病の克服について見てきました。
自分の負けトレードを振り返ることで「負けたところではエントリーしない」「わからないところではエントリーしない」ことを徹底し、少しでも早く「負けない状態」を作れるようにしていきましょう。
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